SWIRL
企業データのAI検索プラットフォーム

SWIRL – データ移動や公開せず実現するAI検索

SWIRLは、企業の多様なデータソースを横断的に検索し、AIを活用したインサイト抽出を実現する次世代エンタープライズ検索ソリューションです。
SWIRLは単に検索結果を表示するだけではありません。従来のデータ検索プロセスを劇的に変革し、情報のセキュリティを維持しながら、組織内での情報活用を最適化します。

新たな検索の基準

新たな検索の基準

データ統合の革新的アプローチ

SWIRLの最大の特徴はデータ移動を伴わない分散検索アーキテクチャにあります。従来のETL(抽出・変換・ロード)プロセスを必要とせず、Microsoft 365、ServiceNow、Salesforce、Slack、検索エンジン、データベース、各種情報サービスなどを含めた100以上のエンタープライズアプリと直接連携します。これにより、最新のデータをリアルタイムで検索可能にします。
金融機関の取引記録や製造業のIoTデータなど、頻繁に更新される情報を見つける点で他社製品と比較して優位性を発揮します。

セキュリティ面では、SSO(シングルサインオン)とロールベースアクセス制御を標準装備しています。データは常に自社インフラ内に留まり、外部クラウドへの転送を発生させないゼロトラストアーキテクチャのプラットフォームです。
検索結果はユーザーの権限に基づいて自動フィルタリングされ、GDPRや日本の個人情報保護法にも完全準拠します。アクセス制御ではOAuth 2.0とOpenID Connectを実装し、Microsoft Entra IDやOkta、Ping Federateは、ロールベースの細かい権限制御を提供します。

SWIRL

ハイブリッド展開アーキテクチャ

SWIRLはクラウドネイティブ設計を基盤とし、オンプレミス環境への完全対応を実現しています。
このハイブリッドアーキテクチャにより、企業は自社データセンター内で検索インフラを構築し、そして必要に応じてプライベートクラウドと組み合わせた運用も可能となっています。
システムアーキテクチャの特徴として、分散型マイクロサービス構造を採用しており、各コンポーネントがDockerコンテナ単位で動作します。この設計により、オンプレミス環境でもクラウドと同レベルのスケーラビリティとフォルトトレーランスを実現しています。

柔軟なAIモデルの選択

検索結果を生成するために使用するLLMは、多くのAIモデルから用途に応じて最適な組み合わせを選択可能です。オープンソースモデルからOpenAI、Anthropicまで主要プロバイダーを網羅し、企業のAI戦略に応じたカスタマイズを実現します。
他社製品が特定のAIモデルに依存するのとは異なり、SWIRLではマルチモデルアプローチによる高精度が特徴です。

自然言語処理機能では、日本語を含む多言語対応を実現しています。検索クエリの意図をAIで解析し、「2025年度の関東地区売上報告書」といった複合的な要求にも文脈を理解した結果を返します。

技術的基盤

技術的基盤

分散メタサーチアーキテクチャ

SWIRLのコア技術は、異種データソースを横断するメタサーチエンジンにあり、100以上のエンタープライズアプリケーション(Microsoft 365、Slack、Salesforce等)とリアルタイム連携可能であることが特徴です。このアーキテクチャは「Zero ETL」原則に基づき、データの移動や複製を伴わずにAPI経由で直接検索を実行します。ベクトル検索機能(セマンティック検索)はQdrantDBコネクタを介して実装され、RAG(Retrieval-Augmented Generation)処理をネイティブサポートしています。

AIリランキングシステム

検索結果は複数のAIモデルによるEnsemble Rankingを経て最適化されます。統計モデルと深層学習モデルを組み合わせ、ドメイン知識を反映した精度向上を実現します。

セキュリティプロトコルの進化

SWIRLの認証基盤は、OAuth 2.0規格に準拠した最新の認可フローを実装しています。Azure Active Directory連携時には、条件付きアクセスポリシーを継承し、デバイスコンプライアンス状態に応じた検索結果フィルタリングを実現します。

パフォーマンス

一般的な32コアのサーバーでは、SWIRL AI Connectは、1秒あたり15件以上のクエリを処理でき、数百人のユーザーに対応可能です。

導入プロセス

導入プロセス

SWIRLの導入は次の4段階で構成されます。

1.インストール:Dockerコンテナベースのデプロイメント
2.コネクタ設定:既存システムとの接続
3.AIモデルチューニング:業種特有の用語や文脈の最適化
4.ユーザー権限同期:Active DirectoryやOkta、Ping Federateとの連携

PoC(概念実証)に向けて、30日間の無料トライアルを通じて業務フローへの適合性の検証が可能です。

競合製品との比較分析

競合製品との比較分析

機能面での優位性

比較項目 SWIRL 競合製品A 競合製品B
コア部分の実装形態 オンプレミス オンプレミス SaaS
データ移動 不要 必要 一部必要
AIモデル選択 多くのモデルから柔軟に選択 限定 専用モデルで可能
導入期間 数時間~数日(カスタマイズなしの場合、コネクトアプリの数により変動) 数週間~数ヶ月 数ヶ月
リアルタイム性 100%リアルタイム バッチ更新(日次) 15分間隔更新
コンプライアンス FIPS 140-2準拠
GDPR/PCI DSS対応
23国際認証取得(C5/HIPAA)
データリージョンロッキング
RBAC+動的マスキング
GDPR第17条対応
HITRUST CSF認証(医療向け)
課金モデル ユーザー数ベース ストレージ/計算分課金 ユーザー数ベース
カスタマイズ性 オープンソース
カスタムコネクタ追加
制限付きAPIアクセス ホワイトラベル機能
自然言語検索 日本語にも十分に対応 SQLベースクエリ 英語に最適化

コストメリット

SWIRLの価格モデルは従量制ではなくサブスクリプション型を採用。大規模企業向けのエンタープライズプランでは、データ量無制限・専用サポート・カスタムAIモデル統合などの特典を提供します。競合製品に比べ総保有コスト(TCO)を最大40%削減可能との実績があります。

料金体系

料金体系

オープンソース エンタープライズ エンタープライズプラス
自己ホスト型プロジェクトや個人開発者に最適です。 高度な機能とサポートを必要とする企業に最適です。30日間無料トライアル。 カスタム要件のある大規模な導入向け。30日間無料トライアル。
無料 25ユーザー/エージェント毎(月額)
お問い合わせください
お問い合わせください
・セルフホスト
・OpenAI/Azure LLMのサポート
・50 以上の検索プロバイダー
・Microsoft 365 との完全な統合
・オープンソース版のすべて
・50以上のLLMとの統合
・AI Co-Pilot
・カスタム SSO (Okta、Ping Federate など)
・エンタープライズエディションのすべて
・クラウドまたはセルフホスト
・エンタープライズサポートとSLA
・オンデマンドコネクタ
・ターンキーインストールと構成
・選択したBIツールでの可視性と分析

エンタープライズアプリケーションとの連携

エンタープライズアプリケーションとの連携

主要連携プラットフォームの分類と技術的特徴

SWIRLのコネクタアーキテクチャは、分散型メタ検索エンジンを中核に据えた設計思想を持ちます。
Microsoft 365エコシステムとの統合においては、Graph APIを介したリアルタイムな検索機構を採用しています。この技術基盤は、OAuth2.0 に準拠した認証フローを通じてデータアクセスを保護します。

クラウドストレージの統合において、SWIRLは、BoxやGoogle Driveなどのサービスに対してREST APIを使用します。これらにはレイテンシの点でクラウドサービスと同等以上の速度があります。また、オンプレミスのファイルサーバーに接続する際は、SMB 3.0 プロトコルを拡張した高速インデクサーが適用され、SWIRLはPB(Peta Byte)クラスの大規模データにアクセスできます。

API連携を超えた深層統合

SWIRLのコネクタ実装は、単なるAPI連携を超えた深層統合を特徴とします。
SWIRLは100以上のAPIに対応しており、新しいシステム向けのコネクタをオンデマンドで生成できます。

ERPシステム連携においては、SAP S/4HANAのABAP CDSビューを直接解析する独自アダプタを開発。財務トランザクションとマスタデータの横断検索を可能にし、監査業務効率を向上させています。Oracle E-Business Suiteとの統合では、Flexfield定義を自動抽出して検索メタデータとして活用するパターン認識アルゴリズムを採用しています。

業界別主要連携アプリケーション一覧

業界別主要連携アプリケーション一覧

プロジェクト管理領域

  • Atlassian Jira:課題管理データとドキュメントの横断検索を実現
  • JetBrains YouTrack:カスタムワークフローのメタデータをAI分析し、プロジェクトリスク要因を可視化

コラボレーションツール

  • Microsoft Teams:会話履歴の文脈を保持した検索が可能。「2024年度Q2の製品ローンチ会議」といった複合クエリに対応
  • Slack:ワークスペース横断検索機能を強化。スレッド単位でのセマンティック分析を実装(実装を計画しています)

ドキュメント管理システム

  • Confluence:ページバージョン間の差分検索と変更要約生成機能を統合
  • SharePoint Online:カラムメタデータとコンテンツの多次元インデクシングを実現
  • Google Workspace:ドライブ内のコメントスレッドを検索対象に含める拡張機能(実装を計画しています)

開発者向けツール

  • GitHub:コードリポジトリのコミットメッセージとPull Requestを横断検索
  • Azure DevOps:パイプライン実行ログとドキュメントの関連付け分析
  • Docker Hub:コンテナイメージのメタデータ検索をサポート

データ分析プラットフォーム

  • Snowflake:仮想ウェアハウス間のメタデータ検索を最適化
  • Tableau:ダッシュボードのデータソース追跡機能を統合(実装を計画しています)
  • Power BI:データモデルとレポートの依存関係マッピング(実装を計画しています)

産業別活用シナリオ

産業別活用シナリオ

製造業における適用事例

生産設備のIoTデータと保守マニュアルを横断検索し、故障予測精度を向上させます。ある自動車部品メーカーでは、SWIRL導入により設備ダウンタイムを37%削減しました。

金融機関での活用

分散する顧客データと規制文書をAI連携で分析します。与信審査プロセスを自動化し、処理時間を従来比1/5に短縮した事例があります。

小売・流通分野

ECプラットフォームと在庫管理システムを統合検索します。需要予測精度を向上させ、在庫回転率を22%改善した実績を有します。

業界別適用パターン

業界別適用パターン

製造業向け拡張機能

  • IoTプラットフォーム連携(PTC ThingWorx、Siemens MindSphere)
  • CADデータ検索(Autodesk Vault、SolidWorks PDM)
  • サプライチェーン可視化(SAP IBP、Oracle SCM)

金融サービス向け最適化

  • リスクモデル検証(Moody’s Analytics、Bloomberg PORT)
  • 規制文書管理(Doxim、Accuity Fircosoft)
  • 取引監視(NICE Actimize、SAS Anti-Money Laundering)

医療・ライフサイエンス特化機能

  • EHR連携(Epic、Cerner)
  • 臨床試験管理(Veeva Vault、Medidata Rave)
  • 研究論文分析(Elsevier Scopus、PubMed)

アクティビティ分析

アクティビティ分析

SWIRL Enterpriseには、Metabase上に構築されたアクティビティ分析プラットフォームが搭載されています。このシステムは、「トップクエリ」や「トップ検索プロバイダー」などの主要な指標に関するダッシュボードやレポートを標準で提供し、無制限のカスタマイズが可能です。

将来展望と技術ロードマップ

将来展望と技術ロードマップ

SWIRLには、近日公開予定のさまざまなモジュールがあります。

  • LLM レビューモード
  • MS Co-Pilot 拡張機能
  • OpenAI Retriever

日本の皆様に向けては、ローカルデータセンターとの連携強化と日本語処理精度のさらなる向上に注力します。
主要クラウドプロバイダーとのパートナーシップ拡大により、ハイブリッドクラウド環境のサポートを強化する方針です。

まとめ

まとめ

SWIRLは、分散されたデータの統合とセキュアなデータ処理を両立する唯一無二のプラットフォームです。他社製品との比較においても、特にリアルタイム性、柔軟性、コンプライアンス対応の面で明確な優位性を有します。日本企業のDXを加速させる基盤技術として、製造業から金融機関まで幅広い産業での導入が期待されます。

今後の発展性として、エアギャップ環境やエッジコンピューティング環境への対応など、先端技術の統合計画が進行中です。
これにより、ますます複雑化するデータ環境における意思決定支援の要としての役割を強化していきます。

ロンウイットによる販売・導入・運用支援

ロンウイットによる販売・導入・運用支援

20年に及ぶ検索エンジンの導入実績や、最新のAI技術を活用したアプリ開発を行うロンウイットが、日本の企業の皆様へこのSWIRLをお届けいたします。
単なる技術仲介者ではなく、企業の業務を理解したうえでSWIRLの導入の設計・設定から運用サポートまでをトータルでカバーいたします。
ロンウイット社は、SWIRLユーザー様の強力な戦略的パートナーです。

ロンウイットの支援の特長

  • ユーザー様には日本語で対応いたします。
  • 日本の言語、組織文化、商習慣を考慮したカスタマイズを実現します。
  • 長年培った検索技術をベースに最新のAIと融合させ、最適なプロダクトに仕上げます。
  • KandaSearchを1つのエンタープライズアプリケーションと位置づけた検索システムを構築します。
  • コアコンポーネントのインストールからエンタープライズアプリケーションの連携などを、高い技術力を有したエンジニアが強力にバックアップいたします。

お問い合わせ

お問い合わせ

SWIRLに関するご質問等はフォームよりお気軽にお問い合わせください。

KandaSearch

KandaSearch はクラウド型企業向け検索エンジンサービスです。
オープンAPIでカスタマイズが自由にできます。

  • セマンティックサーチ

    人間が理解するように検索エンジンがテキストや画像を理解して検索できます。

  • クローラー

    検索対象文書を収集するWebクローラーが使えます。

  • 簡単操作のUIと豊富なライブラリー

    検索や辞書UIに加え、定義済み専門用語辞書/類義語辞書やプラグインがあります。

  • ローコードで低コスト導入

    検索UIで使い勝手を調整した後、Webアプリケーションを自動生成できます。

セミナー

企業が検索エンジンを選定する際のポイントから、
実際の導入デモをお客様ご自身でご体験!