4年ぶりとなるLucene/Solr Revolutionに10月13､14日の両日参加してまいりました。



会場となったSheraton Boston


IT業界、特に検索などのデータ処理関係の進化のスピードはすさまじく、技術そのものの内容はもちろん、コンセプトレベルでも前回とは比べられないほどの充実した新しい内容となっており、それに伴いイベントの規模も大きく拡大していました。日本からの技術者の参加も増えたことはもちろん、スポンサーとしても日本企業の名前が目立ち始めました。ようやく日本もLucene/Solrの向かう未来に目を向け始めたようです。 その流れについていこうというエンジニアたちの意気込みも圧倒的で、世界各国（個人的にお話をさせていただいた範囲に限っても日米はもちろん、台湾、オーストラリア、ドイツ、スイス、インドなど）からの参加者たちのそれを肌で感じることのできる素晴らしい機会であることを改めて知らしめられました。セッションに耳を傾ける人々の視線、質疑応答での熱気あふれるやりとり、会場外でも休む間もなく繰り広げられる議論は、自分たちが加わるものはもちろん、横から漏れ聞こえてくる熱い内容にも驚かされます。 細かい技術的内容は別のレポートに譲るとして、私が一番印象に残ったのは検索技術は「Killer App to App Killer」へという言葉でした。確かに検索技術はキラーアプリという非常に重要なカギを握るアプリケーションからアプリケーションに「取って代わるもの」という圧倒的な地位を確立しようとしているのかもしれません。この流れにいち早く気付き、その流れに乗って、いずれは先頭集団の中で進んでいこうとするときに必ずやお客さまのお役に立ってるようなサービス/技術の提供を行っていこうという気持ちを新たにさせられたボストンでした。 （ロンウイット　吉倉）