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[インタビュー] Solr 基礎トレーニングコース受講者 九州先端科学技術研究所 坂本様
Solr基礎トレーニングコースを受講されました、公益財団法人 九州先端科学技術研究所(ISIT)(福岡市) プロジェクト推進部 部長代理 産学連携コーディネータの坂本好夫さんに受講後のインタビューに応じていただきました。
ISIT坂本「福岡市が50%を出資している福岡市の外郭団体です。全国の自治体の外郭団体のうち、弊所のような研究中心の法人は珍しいと思います。福岡市は市立大学を持たないのでその代わりという面があるかもしれません。アジア太平洋博覧会(通称「よかトピア」)の跡地利用でウォーターフロントの福岡ヤフオクドームの隣に1995年財団法人九州システム情報技術研究所として設立され、2013年に公益財団法人九州先端科学技術研究所となりました」
坂本「研究会BODIKを通じて、分析人材の育成、講演会、オープンデータ化の推進を行っています」
関口「オープンデータは政府も推進していてはやってますね」
坂本「はい、ただ自治体は現在マイナンバー対応で手一杯でなかなかオープンデータまで神経が届かない現状があります。そこでBODIKでは現在無償でオープンデータのWebサイトが使えるようにしています。2016年1月に公開予定で現在某市と実証実験を行っています」
関口「データを公開するまでにはどのような手続きがあるでしょうか」
坂本「オープンデータ化には大きく分けて2段階の手続きがあります。まず公開しようとするデータの著作権をクリアすることが最初の段階です。CC BYにするのが多いですね。その次の段階は、オープンデータのフォーマットのレベルです。レベルはスキャンPDFのようなものでもいいのでとにかくテキストを公開するという1つ星からRDFファイルの4つ星、さらにはそれが有機的にリンクしたLOD(Linked Open Data)の5つ星まであります。われわれはまず1つ星で公開してもらうことを推進しています」
関口「坂本さんのオープンデータ化推進活動とSolrの関係を教えてください」
坂本「オープンデータの世界でデータを公開するWebサイトの運用プラットフォームとしてCKANというOSSが有名ですが、われわれもCKANを使っています。このCKANがオープンデータの検索機能を備えており、内部でSolrを使っています」
坂本「CKANを使おうとしてSolrでわからないことが発生したときにインターネットを検索していると関口さんのブログに最終的に行き着き、トレーニングコースも見つけました。CKANで使われているSolrをきちんと勉強したいという想いから受講しました」
関口「Solr本も読んでいただいたとのことですが、トレーニングを受講してみていかがでしたでしょうか」
坂本「トレーニングは体系立てて構成されているので、使い方の知識のみならずその機能ができた背景や意味から説明してもらえるので効率的・効果的に頭に入って来やすいと思います。書籍も読みましたが、独学ではなかなか厳しいと感じました」
関口「特に面白かったのはどのあたりでしょうか」
坂本「スキーマ定義の重要性やその中の細かい話しでfieldNormの働き、intとtintの違いなど、存在自体知らなかったことやパラメータとしてあるのは目にしていたが意味がわからなかったことが明らかになったのはよかったです」
坂本「オープンデータ化のために著作権をクリアしてもらっても、公開までの手順が煩雑だとなかなか使ってもらえません。検索云々よりもまずは自治体の職員が気軽に使えるよう、簡単なUIを用意したいです。その後検索機能をよりよくしていく、という順番になります」
関口「検索システムをよりよくする、とは具体的にどのような内容でしょうか」
坂本「いろいろあるとは思いますが、たとえば現在のCKANはメタデータの検索しかできません。データの中身まで検索対象にした方が私はいいと思っているので、そのような拡張はシステムをより使いやすくすることにつながると思っています。そして来年にはまた予算を取ってSolr応用コースを受講したいですね(笑)」
関口「ありがとうございます。お待ちしております(笑)。本日はトレーニング受講後でお疲れのところ、お話を聞かせていただき大変ありがとうございました」
九州先端科学技術研究所について
ロンウイット関口「公益財団法人 九州先端科学技術研究所(ISIT)という組織について教えてください。」ISIT坂本「福岡市が50%を出資している福岡市の外郭団体です。全国の自治体の外郭団体のうち、弊所のような研究中心の法人は珍しいと思います。福岡市は市立大学を持たないのでその代わりという面があるかもしれません。アジア太平洋博覧会(通称「よかトピア」)の跡地利用でウォーターフロントの福岡ヤフオクドームの隣に1995年財団法人九州システム情報技術研究所として設立され、2013年に公益財団法人九州先端科学技術研究所となりました」
坂本さんの業務内容
関口「ISITでの坂本さんの役割を教えてください」坂本「研究会BODIKを通じて、分析人材の育成、講演会、オープンデータ化の推進を行っています」
関口「オープンデータは政府も推進していてはやってますね」
坂本「はい、ただ自治体は現在マイナンバー対応で手一杯でなかなかオープンデータまで神経が届かない現状があります。そこでBODIKでは現在無償でオープンデータのWebサイトが使えるようにしています。2016年1月に公開予定で現在某市と実証実験を行っています」
関口「データを公開するまでにはどのような手続きがあるでしょうか」
坂本「オープンデータ化には大きく分けて2段階の手続きがあります。まず公開しようとするデータの著作権をクリアすることが最初の段階です。CC BYにするのが多いですね。その次の段階は、オープンデータのフォーマットのレベルです。レベルはスキャンPDFのようなものでもいいのでとにかくテキストを公開するという1つ星からRDFファイルの4つ星、さらにはそれが有機的にリンクしたLOD(Linked Open Data)の5つ星まであります。われわれはまず1つ星で公開してもらうことを推進しています」
関口「坂本さんのオープンデータ化推進活動とSolrの関係を教えてください」
坂本「オープンデータの世界でデータを公開するWebサイトの運用プラットフォームとしてCKANというOSSが有名ですが、われわれもCKANを使っています。このCKANがオープンデータの検索機能を備えており、内部でSolrを使っています」
トレーニングコース受講の動機および感想
関口「受講の動機を教えてください。このトレーニングコースをどのように見つけていただきましたでしょうか」坂本「CKANを使おうとしてSolrでわからないことが発生したときにインターネットを検索していると関口さんのブログに最終的に行き着き、トレーニングコースも見つけました。CKANで使われているSolrをきちんと勉強したいという想いから受講しました」
関口「Solr本も読んでいただいたとのことですが、トレーニングを受講してみていかがでしたでしょうか」
坂本「トレーニングは体系立てて構成されているので、使い方の知識のみならずその機能ができた背景や意味から説明してもらえるので効率的・効果的に頭に入って来やすいと思います。書籍も読みましたが、独学ではなかなか厳しいと感じました」
関口「特に面白かったのはどのあたりでしょうか」
坂本「スキーマ定義の重要性やその中の細かい話しでfieldNormの働き、intとtintの違いなど、存在自体知らなかったことやパラメータとしてあるのは目にしていたが意味がわからなかったことが明らかになったのはよかったです」
今後について
関口「今後どのような活動をする予定でしょうか」坂本「オープンデータ化のために著作権をクリアしてもらっても、公開までの手順が煩雑だとなかなか使ってもらえません。検索云々よりもまずは自治体の職員が気軽に使えるよう、簡単なUIを用意したいです。その後検索機能をよりよくしていく、という順番になります」
関口「検索システムをよりよくする、とは具体的にどのような内容でしょうか」
坂本「いろいろあるとは思いますが、たとえば現在のCKANはメタデータの検索しかできません。データの中身まで検索対象にした方が私はいいと思っているので、そのような拡張はシステムをより使いやすくすることにつながると思っています。そして来年にはまた予算を取ってSolr応用コースを受講したいですね(笑)」
関口「ありがとうございます。お待ちしております(笑)。本日はトレーニング受講後でお疲れのところ、お話を聞かせていただき大変ありがとうございました」
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