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[インタビュー] Apache Mahout & Spark ではじめる機械学習トレーニングコース受講者 コニカミノルタ株式会社様
2018年8月にApache Mahout & Spark ではじめる機械学習トレーニングコースを受講されました、コニカミノルタ株式会社データサイエンス技術部の太田さんに受講後インタビューに応じて頂きましたのでご紹介します。
コニカミノルタ太田:「データサイエンスに関する社内コンサル的な業務に携わっていることが多いです。主に社内営業や人事、保守人員へのデータ活用に貢献しています。」
関口:「勝手なイメージで恐縮ですが、御社がデータサイエンスの専門部署をお持ちなのは意外です。」
太田:「確かに弊社は過去にカメラ事業を主力業務の1つとしていたので、そのイメージは強いと思います。カメラ事業からは撤退しておりますが、複合機やプリンター、光学機器の製造で多くのお客様に認知していただいていると思っています。このような業務を行う上で画像処理に関する技術は欠かせないのですが、この画像処理とデータサイエンスは密接に関わっているため、弊社のように画像処理を必要としている企業にデータサイエンス専門部隊がいることは珍しいことではありません。」
関口:「なるほど。現在の業務にはどのくらいの期間携わっているのでしょうか?」
太田:「6年ほどです。学生の頃に物理工学を専門としていたので、入社時はレンズの設計やそれに伴う画像シミュレーションを担当していました。当時はデータサイエンティストの需要が高まっており、入社2年目で現在の部署に異動になりました。」
関口:「実際にデータサイエンスの業務に携わってみていかがでしたでしょうか。」
太田:「部の立ち上げと同時に異動になったため、他の人員もデータサイエンスに関する知識があったわけではなく、配属後は全員が勉強から始めました。今では部署の人数も増え、私自身、社内のデータサイエンスに関する部活動の部長を務めたり、データサイエンティスト協会の委員を務めるなど活動の幅が広がってきました。」
関口:「それは大躍進ですね!」
太田:「データサイエンスに関する部活動では、月に1回全社的な勉強会を行っており、今では約60名ほどの登録者がいます。データサイエンティスト協会の活動にも定期的に参加しています。」
太田:「協会は5年ほど前に立ち上がりました。データサイエンティストとしての業務を認知してもらい、その業務を遂行できる人材の育成を目的としています。データサイエンティストと一言で言っても、実態は様々で、はっきりした定義があるわけではありません。必要な職種であることは間違いないのですが、具体的にどのようなことができる人材なのかまだ認知されていないことが多いのが現状です。そのため、データサイエンティストとは何か?という定義や、そのために必要なスキルなどを策定する、なんていうことを行っています。」
関口:「太田さんはこの団体の中でどのような活動をされているのでしょうか。」
太田:「企画委員として活動しており、データサイエンティストを啓蒙する役割を担っています。定期的なイベント等の開催や、その内容について取りまとめています。最近の活動では、小学生を対象にしたデータサイエンスの体験プログラムの開催などがありました。コンビニをどこに開店したら集客が一番見込めるのか?という課題で各チームに分析してもらう内容で、参加した親子さん達には大変好評でした。また、学生・社会人向けにはデータサイエンティスト養成講座も開講しています。こちらでは、例えばJリーグの観客動員数を予測するモデルをチームごと競い合うなかで、R言語の使い方、分析の設計方法、モデリングの工夫の仕方など、実践の中で学んでいただくことができます。」
関口:「本当に多岐にわたって活動されているのですね!なかなか忙しそうですが、御社の業務と両立できるのでしょうか。」
太田:「両立はできていると思います。データサイエンティスト協会の活動については社内でも理解してもらっています。また、データサイエンティスト協会のコンペ部という活動では、 Kaggle というコミュニティで開催されるデータ分析コンテストにも参加しています。Kaggleでは、ホストとなる企業が、解きたい課題のモデルをインターネット上で募り、優秀なモデルを実装したチームには賞金を支払うというものです。参加すると自分のスコアと現在のランキングが表示される仕組みになっているので、とてもやりがいがあります。これらの活動は個人的なもので弊社業務とは直接関係がありませんが、他社のデータサイエンティストの方との交流や、実業務に反映できる知見などを得ることができています。」
太田:「目的の一つは Mahout や Spark についての知見が乏しかったため、これらの知識を得られれば良いと思って参加しました。このトレーニングでは機械学習のアルゴリズムを確認する上でこれらの製品を使うため、製品そのものについて深く知るということができず、少し期待と異なった点はありました。ただ、私自身データサイエンスに関する数学的なバックグラウンドを強く持っていたわけではなかったため、数式から解説するこのトレーニングは非常に有意義だと思いました。御社では情報検索を専門としていることから、特に情報検索向けの機械学習は非常に興味深かったと思います。ランキングやクラスタリングについては社内で有効活用できる場面がありそうなので是非検討したいと思います。」
関口:「本日はお疲れのところ、お話しをお聞かせいただきありがとうございました。」
コニカミノルタ㈱太田さん
現在の業務内容
ロンウイット関口:「太田さんは現在所属されている部署で、どのような業務に携わっているのでしょうか。」コニカミノルタ太田:「データサイエンスに関する社内コンサル的な業務に携わっていることが多いです。主に社内営業や人事、保守人員へのデータ活用に貢献しています。」
関口:「勝手なイメージで恐縮ですが、御社がデータサイエンスの専門部署をお持ちなのは意外です。」
太田:「確かに弊社は過去にカメラ事業を主力業務の1つとしていたので、そのイメージは強いと思います。カメラ事業からは撤退しておりますが、複合機やプリンター、光学機器の製造で多くのお客様に認知していただいていると思っています。このような業務を行う上で画像処理に関する技術は欠かせないのですが、この画像処理とデータサイエンスは密接に関わっているため、弊社のように画像処理を必要としている企業にデータサイエンス専門部隊がいることは珍しいことではありません。」
関口:「なるほど。現在の業務にはどのくらいの期間携わっているのでしょうか?」
太田:「6年ほどです。学生の頃に物理工学を専門としていたので、入社時はレンズの設計やそれに伴う画像シミュレーションを担当していました。当時はデータサイエンティストの需要が高まっており、入社2年目で現在の部署に異動になりました。」
関口:「実際にデータサイエンスの業務に携わってみていかがでしたでしょうか。」
太田:「部の立ち上げと同時に異動になったため、他の人員もデータサイエンスに関する知識があったわけではなく、配属後は全員が勉強から始めました。今では部署の人数も増え、私自身、社内のデータサイエンスに関する部活動の部長を務めたり、データサイエンティスト協会の委員を務めるなど活動の幅が広がってきました。」
関口:「それは大躍進ですね!」
太田:「データサイエンスに関する部活動では、月に1回全社的な勉強会を行っており、今では約60名ほどの登録者がいます。データサイエンティスト協会の活動にも定期的に参加しています。」
データサイエンティスト協会について
関口:「データサイエンティスト協会とはどのような団体なのでしょうか?」太田:「協会は5年ほど前に立ち上がりました。データサイエンティストとしての業務を認知してもらい、その業務を遂行できる人材の育成を目的としています。データサイエンティストと一言で言っても、実態は様々で、はっきりした定義があるわけではありません。必要な職種であることは間違いないのですが、具体的にどのようなことができる人材なのかまだ認知されていないことが多いのが現状です。そのため、データサイエンティストとは何か?という定義や、そのために必要なスキルなどを策定する、なんていうことを行っています。」
関口:「太田さんはこの団体の中でどのような活動をされているのでしょうか。」
太田:「企画委員として活動しており、データサイエンティストを啓蒙する役割を担っています。定期的なイベント等の開催や、その内容について取りまとめています。最近の活動では、小学生を対象にしたデータサイエンスの体験プログラムの開催などがありました。コンビニをどこに開店したら集客が一番見込めるのか?という課題で各チームに分析してもらう内容で、参加した親子さん達には大変好評でした。また、学生・社会人向けにはデータサイエンティスト養成講座も開講しています。こちらでは、例えばJリーグの観客動員数を予測するモデルをチームごと競い合うなかで、R言語の使い方、分析の設計方法、モデリングの工夫の仕方など、実践の中で学んでいただくことができます。」
関口:「本当に多岐にわたって活動されているのですね!なかなか忙しそうですが、御社の業務と両立できるのでしょうか。」
太田:「両立はできていると思います。データサイエンティスト協会の活動については社内でも理解してもらっています。また、データサイエンティスト協会のコンペ部という活動では、 Kaggle というコミュニティで開催されるデータ分析コンテストにも参加しています。Kaggleでは、ホストとなる企業が、解きたい課題のモデルをインターネット上で募り、優秀なモデルを実装したチームには賞金を支払うというものです。参加すると自分のスコアと現在のランキングが表示される仕組みになっているので、とてもやりがいがあります。これらの活動は個人的なもので弊社業務とは直接関係がありませんが、他社のデータサイエンティストの方との交流や、実業務に反映できる知見などを得ることができています。」
受講の感想
関口:「とても精力的に活動されている太田さんですが、なぜロンウイットのトレーニングを受講するに至ったのでしょうか?」太田:「目的の一つは Mahout や Spark についての知見が乏しかったため、これらの知識を得られれば良いと思って参加しました。このトレーニングでは機械学習のアルゴリズムを確認する上でこれらの製品を使うため、製品そのものについて深く知るということができず、少し期待と異なった点はありました。ただ、私自身データサイエンスに関する数学的なバックグラウンドを強く持っていたわけではなかったため、数式から解説するこのトレーニングは非常に有意義だと思いました。御社では情報検索を専門としていることから、特に情報検索向けの機械学習は非常に興味深かったと思います。ランキングやクラスタリングについては社内で有効活用できる場面がありそうなので是非検討したいと思います。」
関口:「本日はお疲れのところ、お話しをお聞かせいただきありがとうございました。」
コニカミノルタ㈱太田さん
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